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モデルルームは最終段階へ

できあがったばかりのモデルルームは、まだ未完成。

つまり修正する部分がまだ残っているわけなのですが、その一つはカーテンの長さ。

カーテンの丈が短いと短いズボンのようにカッコ悪いので、ちょうどの長さが大事なのですが、これは現物あわせで最終確認が必要な事が多いのです。

次に鏡の取手部分を締め付けすぎたのでしょう、ヒビが入っているので、これも取り替えの必要ありのため、修正待ち状態。

この間に、モデルルームの最終仕上げのため、室内へ装飾を兼ねたラグなどの小物を配置する作業を行っています。

分譲物件のモデルルームでは、よく家具などがそれらしく配置されています。

ですが、これはいってみれば「諸刃の剣」で、成否が大きく分かれる結果となりやすい難しい作業でもあるのです。

ナマの生活感と、住んだときのイメージを掴みやすくするため、家具や小物を室内へレイアウトするわけですが、モデルルームは実はここが最も難しい部分でもあるのです。

日本では「インテリアコーディネーター」へ依頼することが多いようですが、当然コストもかかるうえ、担当するコーディネーターのセンスがモロに出てしまう部分でもあります。

 

私はアメリカのシアトルで不動産のマネジメントを学んだのですが、その際に数多くの居住者の部屋を見たり、モデルルームの展示場などを訪れました。

こうした経験から言えることは、こうした部屋のデコレーションにおいて、アジア系はアングロサクソン系には、遙かに及ばないようなのです。

色のセンスといい、意表をついた小物の選択センスなど、多くの点で欧米の人達の水準からは、いまだに大きな隔たりがあります。

もちろん、売っている小物の種類が日本より遙かにバラエティー豊かなことも影響しているわけですが、日本ではなかなか「なるほど」と唸らせてくれるようなインテリアを見る機会はないのが現実だといっていいでしょう。

 

服装もそうなのですが、カラーリングやライティングには基本があって、ここができていないと、まず何をやってもダメなわけです。

私はもともとはクルマのデザイナー志望だったため、大学ではインダストリアルデザインを学んだのですが、こうした基本を学べたことは、今の仕事にも大いに役立っています。

とはいっても、私はインテリアコーディネーターではないのですが、時間と手間をかければ、ある程度のことはできるのではないか?

というわけで、現在少しずつ取り組んでいるわけです・・

現状はこういう状態。

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上は昼の光でのショット。

下は夜の光でのショット。

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こういう小物は、ある程度値段相応の部分があるのですが、リーズナブルなコストでどこまでできるかが腕の見せ所なわけです。

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続く・・

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